人の尊厳を守るケア
病気などによって医療を受けたり、自宅療養のために他者からのサポートを受ける時、その人の尊厳を守ったケアを受けることは当然のことでしょう。「看護職の倫理綱領(2021)」には、「看護の実践にあたっては、人々の生きる権利、尊厳を保時される権利、敬意のこもった看護を受ける権利、平等な看護を受ける権利などの人権を尊重することが求められる」ことが明記されています。
尊厳を守ったケアを受けられているか、尊厳を守ったケアを行えているか、その判断はケアを受けている人にしかわかりません。物事の受けとめは、人それぞれ違いますから、自分では気づかないうちに、相手の尊厳を傷つけているかもしれません。
そこで私達は、どのような状況がケアの受けての尊厳を脅かすのかということを出発点に、人の尊厳を守るケアを目指して研究活動を行っています。

